胸骨閉鎖用チタンケーブル「横綱」新発売のお知らせ。
2014年09月26日
胸骨閉鎖用チタンケーブル「横綱」が販売開始されました。
「横綱」は、生体適合性と強度を兼ね備えた新しい胸骨閉鎖用チタンケーブルです。
これまで胸骨閉鎖には、主にステンレスワイヤーやチタンワイヤーが用いられてきました。これらワイヤーと比べて、160% 以上の引張り強度(胸骨モデル締結後の強度)を有しており、これからの胸骨閉鎖に一層の貢献ができるものと期待しています。
また、シリーズ製品として、胸骨閉鎖時の一時的・永久的仮留め用ワイヤー「小結」も販売発売されました。「小結」は、ステンレスワイヤーならびにチタンワイヤーの2種類を取り揃えております。
【開発ストーリー】 横綱への道
一時は胸骨閉鎖でも隆盛を誇っていた純チタンワイヤーであったが、ライバルであるステンレスワイヤーの引張り強度や保険償還価格の下落にさらされて負け越しが続き、引退寸前までに追い込まれていた。
チタン部屋の取り柄である「生体適合性」や「弱磁性体であること」を活かしてチタン部屋初の横綱輩出を目指して、チタンケーブルの開発稽古が始まった。
長い時間をかけての開発稽古を経て、高純度チタンによるチタンケーブルが産声をあげるも、横綱ケーブルとしてはまだまだ役不足であった。
そこで真の横綱となるために、「てっぽう加工」によるひたむきな鍛錬を重ね、表面の凹凸を減らすと共に強靭さを増すことに成功した。
また、破断の原因の一つであったネジリによる締結方法を、新技「まわし留め」により克服し、チタンケーブル本来の強さを発揮することにも成功した。
こうして遂に、胸骨閉鎖用チタンケーブル「横綱」が誕生した。
横綱は、患者さんのために今日も四股を踏む。がんばれ横綱。